歯周病の主な原因は歯周病菌の感染、噛み合わせ不良による力の不均衡です。
口腔内診査、パノラマレントゲン、ポケット測定、CT撮影などにより歯周病の状態を判定します。
必要に応じて歯周病原因菌検査を行い原因菌を特定します。
ハイリスクな菌の感染の判定は５分程度で行うことが可能です。
原因菌の菌株特定は検査機関にてDNA判定を行うため１週間程度の時間をいただいております。
検査結果は詳細なレポートにてお渡しております。
また噛み合わせに問題がある場合は診断用模型を作り噛み合わせの診査診断を行います。
ブラッシング指導、スケーリング、ルートプレーニングにより口腔内を清潔な状態を作り歯周病菌の数を減らしていきます。
歯周病治療成功には患者様のホームトリートメントが大きなウェイトを占めております。
動揺歯の固定や噛み合わせの調整も行います。
1a 原因菌が判別できた場合には抗生物質の内服を行います。
1b 3DS治療と呼ばれる個人個人に適合したマウスピースを作り、そこに薬剤を注入して装着する治療法を行います。
歯の表面と歯周ポケットに薬剤を浸透させることで、高い効力を発揮できます。
装着時間は5分程度です。歯周病による口臭の改善にも効果的です。
1c 歯周病源菌を特殊な薬剤で染色しレーザーにて光殺菌治療を行います。
基本治療で回復が認められない場合は歯肉を麻酔下にて開いて歯槽骨の形態修正、炎症性の不良組織の除去やルートプレニングでは取りきれなかった歯石の除去を行います。
骨の欠損部位はエムドゲインという幼若のブタの歯胚から抽出再生した薬を注入して歯周組織の再生を行う再生療法を行います。歯根面を綺麗な状態にしてエムドゲインを塗布することで
歯槽骨が再生されていきます。
この時にもレーザーによる光殺菌は効果的です。
歯牙の汚染を取り除きメインテナンスしやすい口腔内環境を作ります。
欠損歯や噛み合わせ異常がある場合は力のコントロールを行うために平行して補綴治療を行なっていきます。
